2022/07/21 (更新日:2022/07/21)
膝痛と予防
膝の痛みで来院される方が多くいらっしゃいます。
60歳位を過ぎると身体にこれまでなかった痛みが出ることがあります。
膝痛もその1つです。
お悩みの方は是非ご来院頂きたいですが、
本来なら予防できるに越したことはありませんよね。
まず大前提として、
膝の痛みを起こさないために大切なことは、日頃からの適度な運動と適正な体重維持です。
膝関節を支える筋力が低下すると、関節の先端一部に負担が集中します。
そして、年月を経て膝軟骨のすり減りが進行して炎症が起きます。
炎症が起こると膝の痛みによって、
・関節液が貯留してくる。(水が貯まる。)
・膝の曲げ伸ばしがしにくくなる。
・歩行が困難になる。
・痛い方の足に荷重をかけにくくなる。
このような症状が出ると自宅内でも動くことが苦痛になり、
行動制限によって生活にかなり支障が出てきます。
膝の痛みを予防するには、
1.腹筋(大腰筋)と足(大腿筋)の筋力維持が欠かせません。
膝から上にある筋力が低下しないようにしましょう!
2.できるだけ適正体重を維持することが大切です。
体重が1kg増えるだけでも膝関節の負担は大きくなります。
3.膝へ負担をかけない歩き方を心がけましょう。
具体的には、背筋を伸ばし、前に出した足の膝が伸びていることです。
膝が曲がったまま歩くと、膝周辺の筋肉にバランスを悪くして膝に負荷がかかるので避けてください。
4.筋力トレ-ニング
足の筋トレを1つ紹介します。
自宅で手軽に出来るおすすめの筋トレです。
図1 緑色の斜線マ-カ-が大腿内転筋です。
膝を広くサポートする役割の「大腿内転筋」を鍛えましょう。
1.床や畳の上で仰向きになり、両膝を曲げます。(床は固めが良いです。)
2.両膝でクッションや丸めたバスタオルなどを左右の膝内側どうしで挟みます。
3.10秒止めて内側に押し続け、
そのあと、ゆるめて脱力します。
これを5回繰り返してください。
※無理のない程度で行いましょう!
膝の不調でお悩みやお困りの方はお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。