2020/02/11 (更新日:2020/02/18)
身近に履いている靴の底からわかること①
施術の中で、特に骨格のゆがみ方が強い場合では、靴底のすり減り方を確認させていただいております。
※靴の底(靴底)とは、靴の裏(靴の接地面)と中敷き・インソールの表面(足の接地面)をさします。
靴底のすり減り方と骨格にゆがみがあるか否かの確認と
靴底のすり減り方に問題がある場合では、骨格のゆがみを引き起こしていることが多く、痛みや不調をきたすことになります。
日頃から履いている靴の底のすり減り方を確認してみましょう!
長ければ長く履いている靴こそ、参考になります。(目安として約半年以上)
※ハイヒールや新品の靴は対象外です。
※仕事が運転手さんで運転時間が長い場合や車通勤で運転時間が長いの場合は、右足でのアクセル、ブレーキの機会が多いため、右足かかとがすり減りやすいと考えられますので、参考になりにくいと思われます。
左右のすり減り方がまばら、偏りがある場合は、大きく5つあります。
靴底が、
・片方だけ、左右を比べると違う所がすり減っている。
・内側だけがすり減っている。
・外側だけがすり減っている。
・前側の足指のつけ根だけがすり減っている。
・前足側では、親指、第2指のつけ根と 後ろ足側では、かかとのやや外側が左右均等にすり減っている。
などが挙げられます。
現在、履いている靴の底を確認してみて下さい。
※靴使用後から、短期間ですり減り方の進行が早い場合は、
特に
・骨格のゆがみ(骨盤のゆがみ)の原因から腰痛、股関節、膝関節、足関節、足指関節(特に外反母趾)のゆがみを生じる。
・脚から伝わる荷重が左右均等ではなくなる。片方の足の荷重が偏る。
1.歩き方
2.立ち方
3.あらゆる動作
など
この時にくり返し、左右均等ではない荷重がかかり続けることで、靴底のすり減りに違いが生じてきます。
また、日頃、ビジネスシューズの制限がない場合は、ひもの運動靴が理想的な靴です。
仕事で皮靴やハイヒールを履いている場合は、時々、休日などにひもの運動靴を履くことをおすすめします。
地面にしっかりと踏ん張って、足に重心をかけて接地することが大切になります。
運動靴の方が、足から地面の接地時に伝わる足底と足指の力が伝わるからです。
※昨年の2019年12月26日掲載の
゛正しい歩き方と正しい姿勢で歩くには゛ を読んでいただき参考にしてください。
なお、足の甲と靴がしっかりと密着した方が、靴が足の一部として機能して足を動きやすく歩きやすくなります。
そして、靴を履いた時にこまめに足の甲の靴ひもがたるんでいないように確認したりするとよいです。
靴底のすり減り方、減り具合からわかる骨格のゆがみと腰~脚(股関節~ふともも~足先)への影響
靴底が、
×靴底が片方だけ、左右が違うすり減り方をしている。
×内側だけがすり減っている。
×外側だけがすり減っている。
×前側の足指のつけ根だけがすり減っている。
〇親指と第2指のつけ根とかかとのやや外側が左右均等にすり減っている。
※5つの中で、〇の親指周辺とかかとが左右均等にすり減っている。だけが好ましい靴底の減り方になります。
次回、靴底のすり減り方、減り具合からわかる骨格のゆがみと腰~脚への影響についてもう少し詳しくお伝えしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。