2019/10/29 (更新日:2019/11/02)

動作からみる<首・背中編 ③>

動作からみた首・背中への影響

第4回目は、首・背中編③です。

ここでは、普段の動作で気をつけていただきたいことを例に挙げてお伝えしていきます。

 

普段からの姿勢のとり方や動作を見直して、末長く健康なからだを維持させましょう!

 

1.通勤や通学で外出時の使用するかばんが、肩掛けかばんやトートバックの場合

 

いつも同じ側の肩にかける傾向が多い場合は、いつもかける肩側が下がり、からだが傾いてきます。

重いかばんをいつも同じ肩側にかけて、長年にわたるとせぼねのゆがみまで引き起こしてしまうこともあります。

片方の肩の下がり、からだの傾きを避けるため、

対策として、

〇→リュック 

肩掛けかばんの場合は、

※偏りがないように片方ではなく、右に掛けたり、左に掛けたり、交互に替えてみたり、工夫することをおすすめします。

 

2.家事の動作で、床やお風呂場などの拭き掃除の場合や畑作業や草取りなどの場合

 

特に背が高い人は、床レベルの低い所での手作業は、かなり上半身をかがまないと作業がしにくく、困難になってきます。

対策として、

〇→頭をかがめずに、少しかがむ程度で背すじをなるべくまっすぐにして座って行う。

かなり低い椅子または低い脚台、踏み台を使用すると背中が丸くなりにくく、座りやすくなります。試してみてください。

市販では少ないと思いますが、4つ脚の椅子の高さが15~20cmぐらいが理想です。

沈んでしまう柔らかいクッションなどは不可です。

 

短時間であればよいですが、長時間にわたる時は気をつけてみたいところですよね。

体勢を維持することが難しい場合は、こまめに休憩しながらしましょう。

※立ちかがみ体勢で、背中を丸めて長時間行うことは避けましょう。

 

3.働く女性に多い「うなじ首こり」(首・背中編②掲載)、大工さん、内装業、自動車整備業などの職人さんの場合

 

目薬をさす、うがいをする、うつ伏せでスマホや読書をする。

職人さんなどの仕事で、顔を上に向けることが多いと、うつむき姿勢と同様に、首の筋肉や頚椎に負担がかかってしまいます。

女性が多いといわれている「うなじ首こり」は、男性と比較するのは失礼ですが、

比較的首が細長いこと、首の筋力が弱いなどの傾向により、うなじ肩こりになりやすくなります。(首・背中編②掲載)

 

目薬やうがいは一時で首、頚椎の負担は軽いですが、

顔を上に向けることが多い場合は、長時間の継続は避けて、目線を戻して、なるべくこまめに休憩しましょう!

 

 

4.リビングや部屋で座って、TVを見る時は正面から見ていますか?

見やすくて、からだが疲れないように好きなTVを楽しんでいるので、ほとんどの方が、正面から見ていると思います。

 

固定した場所から見る時に、正面ではなく、いつも横から見たり、からだを捻りながら見ることは、

先々、からだの不調を引き起こしてしまう原因になることがあります。

特に上半身では、

一定方向ばかりにからだのねじれが加わると、首、肩、背中、腰の不調やせぼね、骨盤のゆがみを引き起こします。

 

TVは、位置が固定されていることが多くて移動できないので、

見る位置が正面でない場合は、椅子やソファーがTVの正面にくるようにしてみましょう!

一度、見直してみてください。

 

※首・背中編のまとめとして、

 

・普段では気がつきにくい頭部を支えている頚椎と首肩の筋肉は、

長時間の姿勢のとり方や重力によって、絶えず負担のかかっているところであること。

 

・特に長時間の頭と背中のかがみ姿勢や前傾は、首、肩の不調やせぼねの変形につながることだけにとどまらず、

腰や骨盤にまで負担が及び、からだ全体の不調やねこぜ形成とせぼね、骨盤のゆがみを引き起こしてします。

 

ひとりでも多くの方が、

ご自身で姿勢や動作について、気づいたり、意識をしたり、気をつけていただければ、嬉しく思います。

 

また、

<首・肩編①~③>についての内容についてのご質問や不明な点などありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

 

次回の第5回目は、<腰・骨盤編①>です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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