2020/03/03 (更新日:2020/03/06)

足のアーチの重要性

横アーチ, 縦アーチ, 足の関節構成

            

縦アーチ

 

 

 

横アーチ

 

写真のように、アーチは足の骨格の形は、平らの構造ではありません。

※以下、ここでの足の表現は、足関節と足の甲の関節と足指関節のことを指します。

 

足アーチは、重力とからだの重心を支える大切な部位です。

床や、地面からの圧力を受けて、足から上部分のからだ全体を支えながら下からの衝撃を吸収している部位でもあります。

わかりやすく申し上げますと足は上からと下から挟まれていると言えます。

 

人によって足のかたちに違いがあり、個人差があります。

足の形状に差があって足のサイズが違うことと同様に

足のアーチは、先天性や遺伝的要素などからでも形状に違いがあります。

 

1.縦アーチ

 

縦アーチが失われ、かたちが変わると

足の重心が内側に偏る。

内側の足裏の筋肉(足底筋)が伸長して硬くなる。

立つ時、歩く時に足の内側に荷重がかかる。

偏平足、タコ、魚の目、巻き爪、かかとのひび割れなどを引き起こす。

 

やがて足の変形が長期にわたると

腰椎関節狭小化(腰骨と腰骨の隙間が狭くなる)

骨盤のゆがみ

股関節・膝関節の変形

X脚

かかとのずれ

外反拇指

足指関節(特に第2指)の動きが悪くなる。

など

全身症状としては、

腰痛、股関節・膝関節・足関節の痛み、外反拇指による親指の痛み。

などを引き起こしやすくなります。

 

2.横アーチ

 

横アーチが失われ、かたちが変わると

足の重心が外側に偏る。

外側の足裏の筋肉(足底筋)が硬くなる。

立つ時、歩く時に足の外側に荷重がかかる。

タコ、魚の目などを引き起こす。

 

やがて足の変形が長期にわたると

肩・背中の筋肉が硬くなる。

骨盤のゆがみ

股関節・膝関節の変形

O脚

かかとのずれ

足指関節の動きが悪くなる。

など

全身症状としては、

肩こり、猫背、腰痛、股関節・膝関節・足関節の痛み

などを引き起こしやすくなります。

 

3.足のアーチの重要性

 

・足のアーチが保たれていることは、

左右の足の骨格とアーチが崩れていないので、重心やからだを支えることができます。

下(床・地面)からの衝撃をうまく吸収することができます。

 

一方で、

・足のアーチが維持できなくなると

下(床・地面)からの衝撃をうまく吸収することができなくなります。

 

重心やからだを足自体で支えることが困難になり、

全身のバランスがうまくとれなくなる。

この状態が長期にわたることで、全身の骨格のゆがみ、悪い姿勢の形成、猫背、体幹・脚の筋力低下などを引き起こす。

足裏の形状では、ますます縦アーチと横アーチが崩れていきます。

 

対策として、

1)全身のからだの骨格からせぼねと骨盤を整えること

2)全身の関節の動き(可動域)を回復させること

3)体幹と下半身(殿筋~ふともも~すね・ふくらはぎ)の筋肉の柔軟性を回復させること(ストレッチ・筋力強化)

4)足裏の筋肉(足底筋)強化

5)良い姿勢を保つこと

6)正しい歩き方を意識すること

が大切になってきます。

※皆様では、5)、6)は日頃より、気をつけていただくことができますので実践してみてください。

 

今回の足アーチについてのご相談や気になる点がございましたら、お気軽に受付まで申しつけください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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