2021/06/29 (更新日:2021/06/22)
足関節捻挫施術
一昨年前まで毎年、6月に中学校の学校健康つくり講座を実施しておりました。
しかしながら、昨年同様コロナ渦のため講座をする機会がありませんでした。
今回は、このブログを通じて学生と学生に関わっている方向けに
当院の足関節捻挫施術について紹介します。
春休み~6月にかけて学生のスポーツによるケガが多くなります。
当院では、この時期にケガの中でも足関節をひねる足関節捻挫が1番多く来院されました。
足関節で多くみられる外側の靱帯は赤1の前距腓靱帯です。
図1 外側からみた 足部
足関節で多くみられる内側の靱帯は緑2の三角靱帯です。
下図のような発症機転で起こります。
1の前距腓靱帯は後方からみて、
赤線のように足の下腿全体が外側方向→足部全体が内側方向に傾く→前距腓靱帯が伸ばされる→損傷
2の三角靱帯は後方からみて、
緑線のように足の下腿全体が内側方向→足部全体が外側方向に傾く→三角腓靱帯が伸ばされる→損傷
まこと整体ブログ関連記事を参照してください。
2020年9月15日 スポーツ外傷①
2020年9月22日 スポーツ外傷②
私は、皆さんがスポーツによって足関節を痛めないからだ作りと
事前に足関節のケガの受傷機転と予防を知ることでケガの回避ができて一時的に練習、試合に影響なくスポーツが出来ることが一番と考えています。
特に1~3のうち2.の予防について先回ブログと重なりますが、掲載します。
2.予防
ケガを予防することは大切で普段の練習と準備、心構えから、ケガをしにくい体づくりをすることが重要です。
※ストレッチ
筋肉を良好な状態にする目的で行い、目的対象の筋肉を引っ張って伸ばすこと。
ストレッチの利点
・筋肉の柔軟性筋肉の柔軟性を高め関節の可動域が広がる。
・運動能力が向上する。
・ケガの予防になる。
・試合前に呼吸が整い、緊張感を解放させ、心身のコンディションが得られる。
< ケガの予防をするには‥‥ >
1)関節や筋肉の柔軟性を得るための持久力をつけて、運動時の前後にストレッチをしっかりと行う。
時々ではなく、短時間でもよいので毎日ストレッチをする習慣をつけることが大切です。
試合前の準備次第で普段の運動能力を発揮させます。
2)年齢や個人に合った回数、負荷で筋力トレーニングを行う。
筋力には個人差があります。無理のない回数や負荷で行わないと。
やり過ぎにより、筋肉疲労の蓄積から関節や筋肉に負担をかけてしまいます。
3)各種目において、正しい運動動作や正しいフォームで行っているか?
部活顧問野先生、クラブチームの指導者、その他のも身近な人で友人、ご両親にも自分のフォームや運動動作をみてもらうとよいです。
各種目のフォームが崩れることで、繰り返し動作により体のバランスを失う。
↓
全身のあらゆる箇所に負担がかかりケガや不調の原因となります。
4)運動靴、シューズが自分の足のサイズに合っているか?
当たり前のことですが、自分の足サイズに合ったシューズを履きましょう!
学生時期では、短期間で足のサイズが変わります。費用はかかりますが、こまめにシューズを新調することをおすすめします。
・運動前に必ずひものやるみや緩みがないか確認をする。背側部、甲の部分は履く回数を追うごとに少しずつ緩んでいきます。
・自分の足とシューズが一体にするためしっかりとひもは縛っては履きましょう!
※サイズ合わないシューズで運動を継続していくと
・足の正常な形状が崩れて、関節の変形を引き起こす。ブログ掲載記事(2020年3月3日/足のアーチについて)を参考にしてください。
↓
縦アーチ・横アーチが崩れていく。
・運動パフォーマンスが下がる。
・運動能力を発揮できない。
・ケガにつながりやすい。
・関節や筋肉に負荷がかかり、原因がなく痛みや不調を発症する。
・特に足先や足周辺の不調を引き起こしやすい。
など
5)個人の体力に合った運動量に配慮して、休息日や休息時間を設ける。
例えば、
週5日の試合や練習がある場合では、
・週1日 完全に休む
・週1日 体力つくりと持久力をつけるためのストレッチ・筋トレ、フォームの確認など軽めの動き
6)重度なケガで痛みや腫れが強い場合、出血を伴った場合では、救急として整形外科や外科に罹られることをおすすめします。
軽度で医療機関に罹らない場合は、自宅でできる応急処置・RICEを行います。(2020.9.15ブログ記事掲載参考)
1.応急処置と3.運動復帰は、先回ブログに掲載していますので一度読んでみてください。
足関節のケガやその他お悩みやお困りの方は、お気軽にご相談ください。
施術なし、運動療法や指導なしで、ご相談のみでも受付しております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。