2020/10/20 (更新日:2020/10/20)
骨密度・骨粗鬆症について
皆様は、病院などで骨密度を測ったことがありますか。
自分の骨密度の数値はご存知ですか?
20歳代に比べてかなり縮んでいないですか?
急に背中が丸くなり猫背気味になってはいませんか?
背中や腰に痛みはないですか?
50歳を過ぎたころから少しづつ骨密度の数値が低下し始めます。
この頃から測る機会があればご自身の骨密度を把握しておいた方がよろしいと思います。
特に女性で高齢者に多い骨粗鬆症の有無も知っておくとよいです。
正確に骨の状態を把握するには、
専門機関の整形外科での受診により、検査と専門医の先生の診断をおすすめします。
骨密度測定(DIA法)、骨代謝マーカーの検査をうけることが望ましいです。
検査、診察をご希望がありましたら、当院より紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。
参考まで、当ホームページの〃初めての方へ〃の欄に記載しております。
・骨密度とは、
単位面積あたりの骨量のことです。
若年成人20歳~40歳の平均値を基準とした割合値を指標として示され、測定により数値が決定されます。
年齢を年を追うごとに少しずつ骨密度は低下していきます。
また、骨にどのくらいカルシウムやミネラルが含まれているか、骨の強度を示すものです。
骨粗鬆症の程度や進行具合の指標となります。
骨密度が低くなると骨折が起こりやすくなります。
大腿骨頸部部骨折(股関節)と胸腰椎圧迫骨折(背中と腰のせぼね)が代表的な骨折になります。
他には、肋骨骨折、前腕骨橈骨下端骨折(手首)、上腕骨骨幹部近位骨折(腕のつけね)などが骨折しやすいです。
検査をうけることになりましたら、大腿骨頸部(股関節)・脊椎(腰椎)の骨密度を測定することが望ましいです。
・骨密度の低下による骨折と骨粗鬆症の進行させないために予防をするには、
1.軽度の運動、体操やウォーキング、水泳(水中歩行)など
骨強度が高まり、骨形成の細胞が活性化されます。
自分のペースで無理なく行いましょう。
※かかりつけの病院へ通われている方は担当医師に相談の上、行ってください。
※体に不調がある方、腰やひざ、足に痛みがある方は避けましょう。
2.バランスのよい食事を摂る。
特に豊富にカルシウムやミネラルが含まれる食材を積極的に摂りましょう。
ビタミンD、ビタミンKも骨形成や骨代謝によいです。
3.毎日適度に太陽光にあたる。
長時間や日差しの強い時期、時間帯は避けましょう。(紫外線の強い日)
女性ホルモンの低下を助けるビタミンDがとりいれられます。
ビタミンDはカルシウムを吸収する大切な栄養素です。
骨形成、骨代謝によいです。
4.つまづきや転倒に気をつける。
歩行に足元の暗い場所に気をつける。
何かをするときにとっさの動きを避けて、
慌てて行動するとつまづきや転倒してしまうことがありますので気をつけましょう。
足の上がりが悪いと感じている方
自宅でバリヤフリーではない場所、少しの段差がある場所
敷居をまたぐ時
など
注意が必要です。
※1.軽度の運動、体操 4.つまずきや転倒については、
当院でアドバイスや運動指導を行っております。
ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
骨密度測定を一度もうけてない方やうけたことはあるが定期的に検査をしていない方へ
是非、専門病院(整形外科)で受診され、ご自身で骨の状態を把握しながら、
日頃から骨折の予防と骨粗鬆症が進行しないようにしていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。