2022/12/17 (更新日:2022/12/17)
食べ合わせとポリフェノール
私達が日々食べているものの中には定番の組み合わせがありますよね。
例えば、とんかつにキャベツ、お寿司にガリ、焼き魚に大根おろしなど。
「食べ合わせ」とも言いますが、
こうした組み合わせには実はちゃんとした理由があることはご存知ですか。
キャベツは食物繊維で油の吸収を抑え、キャベジン(ビタミンU)が胃の粘膜を守ります。
ガリは、殺菌効果で生魚による食中毒を予防しつつ、魚の生臭さを消してくれます。
大根おろしは、魚の脂っこさや生臭さを軽減してくれます。
日本で主に焼き魚にするのは青魚で、青魚はEPAやDHAなど栄養豊富であるかわりに脂も多めです。
そうした脂っぽさを軽減しつつ、
大根に多く含まれるアミラーゼなどの消化酵素で消化も助けてくれます。
冬や年末年始になると食卓に鍋で食べる機会が増えます。
よく食べるようになる野菜が白菜です。
お値段も手ごろで鍋なら調理も簡単で登場回数も多くなりますね。
ただ時々、白菜に黒いゴマのような斑点がありませんか。
虫食い?病気?
と心配になって捨ててしまう方もいらっしゃると思います。
でもあれは実はポリフェノールです。
虫や病気ではないので、食べるには全く問題なく、味にも特に変化はありません。
☆ポリフェノールとは、
抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無毒化して、
動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つと言われています。
ちなみに、4分の1などカットされた
白菜を1回で使い切らない場合は、内側の葉から食べると美味しさが長持ちするのでお勧めですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。