2019/11/26 (更新日:2020/03/17)

動作からみる<腰・骨盤編③>

動作からみた腰・骨盤への影響

第7回目は、腰、骨盤編③です。

動作からみる腰・骨盤編は2回にわたりお伝えしていきます。

 

普段からの動作を見直して、からだの不調のない、末長い健康なからだを維持させましょう!

 

以下に挙げました、動作の時に気をつけて意識づけをしてみましょう。

 

1.歩く時は、 以下の3点を意識するときれいな姿勢で歩けます。

・背中側の左右の肩甲骨を寄せると胸が張ります。

・少しあごを引きます。

・目線を少し遠くに置いて歩きます。

 

2.車へ乗る時・車から降りる時 (車高の高い車やトラックなどの大型車以外)

※特に、腰痛が強い場合は実行してみると痛みが軽減して動作が楽です。

運転席・助手席からでも、足が残ったまま体を捻ると腰に負担がかかります。

 

・車へ乗る時は、

1)座席の外側(ドア側)から路面や地面に両足をついて後ろ向きに座ってから、

2)体の方向を変えて、

3)ゆっくりと上半身と下半身を捻じらずに一体化させてから正面を向き、座席に座る。

 

・車から降りる時は、

1)ゆっくりと降りる方に上半身と下半身を捻じらずに一体化させ、

2)体の方向を変えて、

3)座席の外側(ドア側)から路面や地面に両足をついて正面を向き、

4)座席に手で支えながら、なるべく前にかがまずにゆっくりと立ち上がります。

 

3.靴・靴下の履き方・脱ぎ方

 

1)靴の履き方・脱ぎ方

玄関周辺に低い椅子や脚台を毎日の事ですので、常に置いておくと便利です。

靴を履く時、脱ぐ時は、

立った状態からかがんでするのではなく、

椅子に座って片脚ずつ、足を上げてから、履いたり脱いだりすると楽に靴の履いたり、脱いだりできます。

 

2)靴下の履き方・脱ぎ方

室内では、低い椅子や脚台を利用して、

靴下を履く時、脱ぐ時は、

立った状態からかがんでするのではなく、

椅子に座って片脚ずつ、足を上げてから、履いたり脱いだりすると、楽に靴下の履いたり、脱いだりできます。

※毎日の動作では欠かせないことですので、特に、腰痛が強い場合は実行してみると痛みが軽減して動作が楽です。

 

4.下から重いものを持つ時の持ち方 

背筋を伸ばしたままでしゃがみ、両膝を完全に曲げて、

           

必ず両手で持ち、体に密着させて、

           

お腹に力をいれて意識して、

           

背筋を伸ばしたままでゆっくりと立ち上がる。

 

×

立ったまま、物から離れて手だけで持ち上げる。

 

5.腰痛ある方でいきむ時の注意として

 

咳やくしゃみやおトイレでいきむ時は、前もって構えてからかワンクッションおいてからした方がよいです。

人間の生理的現象で避けられませんが、頭に入れておくとよいですね。

 

6.高所からの腰への影響

スポーツなどでの跳躍から着地する時

 高い所から飛び降りて足を地面につく時

下り坂を走って足を地面につく時   

車高の高い車や大型トラック運転手さんのトラックから降りる時

など

 

このような動作によって、腰に負担をかけてしまい腰痛が悪化する場合もあります。

強く足をつくことによって、地面から伝わる衝撃(強弱の度合いにもよります)が高いほど加わります。

特に、強く足をつく場合には、腰部や腰椎椎間板に影響を及ぼし、腰まわりの筋肉が低下している程、腰の中心である腰椎椎間関節や腰部椎間板に圧力をうけて内圧が上昇して腰痛を悪化させます。

 

高い所から地面に足をつくことがある時は、勢いよく足をつくことなく、ゆっくりした動作から、地面や床に片足から接地して、足をついていきましょう。

そうすることで、腰痛の悪化は回避しやすくなります。

 

※1から6の動作においても、腰痛がない方や、普段から腰が気になっている、少し不調を感じている方でも、腰痛につながったり、悪化を引き起こす原因になることがありますので気をつけましょう。

 

次回、第8回目は、<動作からみる腰・骨盤編④>です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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