2022/04/19 (更新日:2022/04/09)

痛みと睡眠の関係

睡眠と痛みの関係

今回は、「痛みと睡眠の関係」について取り上げたいと思います。

 

・睡眠障害

皆様のなかには、

睡眠不足で頭痛を経験したことがある方も多いと思います。

また、腰痛のため眠れないという方もいらっしゃると思います。

 

睡眠障害は、慢性の痛みがある患者さんが多い傾向にあります。

 

2018年の報告では、

不眠症(72%)

むずむず脚症候群(32%)

睡眠時無呼吸症候群(32%)など

睡眠障害が慢性の痛みと合併していることも明らかになっています。

 

たとえば、変形性膝関節症や五十肩の方では、睡眠障害が全体の80%にものぼります。

関節の炎症が、安静時の痛みを引き起こしていることも関連していると思われます。

 

さらに、睡眠障害はうつや不安障害などの精神障害を伴うケースが多く、

睡眠の質の悪化は、痛みだけでなく、うつ・不安の悪化にも影響します。

 

 

・不眠改善のためのセルフケア

食事や運動などの生活習慣の見直しにより、睡眠の質を改善することができます。

 

たとえば、

禁煙はもちろん、

カフェインの摂取量と飲むタイミングに気をつけてみてください。

 

眠る直前の激しい運動やTV鑑賞

パソコンやスマートフォンの使用を避け、

 

原因を探るために、睡眠と痛みの日誌をつけてみるのもおすすめです。

 

セルフケアで不眠が改善しない場合には、早めにご相談ください。

 

私は、もちろん痛みもなく不眠でもありませんが、

眠りの質を上げるために

副交感神経を高めるためと心身をリラックスさせるために

普段から意識して気をつけていることがあります。

 

・就寝前にぬるめの湯船に少し長めに浸かる。(夏場も出来るだけ浸かります。)

・就寝直前にスマートフォンやTVを見ない。

・就寝時はかなり薄暗くする。

私の場合は、これで朝までぐっすりと眠れます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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