2024/12/09 (更新日:2024/12/09)
入眠時ミオクローヌス
皆様もこのような経験をしたことはないでしょうか。
浅い眠りや寝落ちの時を含めて、ウトウトした時や夜に寝付きかけた時などに、
落下するような感覚を感じて体がビクッと痙攣して目が覚めた経験はありませんか。
この現象を「入眠時ミオクローヌス」と言います。
一瞬びっくりしますよね、驚きます。
私も頻繁ではないですが経験したことがありました。
ミオクローヌスとは、ごく短時間だけ起こる筋肉の収縮のことです。
これが眠り始めに起きるものを限定して入眠時ミオクローヌスと呼びます。
原因は、脳の付け根にある脳幹網様体の誤作動で起こります。
自分の意志とは無関係な運動を引き起こす不随運動の一つです。
人は起きた状態から睡眠状態に移行すると筋肉が緩みますが、
この移行の切り替えがたまに不安定になり、
ウトウトしているのに脳から筋肉を収縮させる信号が出てビクッと痙攣してしまいます。
疲労時や寝心地が悪い時に起こりがちです。
一般的には、入眠時ミオクローヌスそのものは生理現象の一種で、病的なことではなく放っておいても構いません。
※ただし、頻繁に引き起こす場合には注意が必要です。
他に病気が原因であることもありますので、そのようなことがあれば早めに専門医療機関に罹ってください。
(肝不全、頭部外傷、てんかん、低血糖、パーキンソン病、薬剤の作用)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。