2024/07/04 (更新日:2024/06/25)
体組成④ 骨量
⑨体水分率
体水分率は体重に占める体水分量の割合のことです。
体水分は栄養の運搬、老廃物の回収、体温を一定に保つなど体にとって重要な働きをしています。
性別 | 男性 | 女性 |
体脂肪率が適正範囲にある体水分率 | 約55~65% | 約45~60% |
体内の水分は血液・体温調節・腎臓や尿などと関連があり、人間が生命活動を営むうえで欠かせません。
体内の水分が不足すると
熱中症や脱水が起こる要因となり、頭痛・立ちくらみ・微熱・食欲不振などさまざまな体調不良が現れます。
今の時期は特に水分補給を欠かせないように健康維持に努めましょう!
※詳細は当院ブログ2021年11月9日 健康のためにお水をこまめに飲みましょう!を参照ください。
⑩骨量
骨量とは骨全体に含まれるカルシウムなどのミネラルの量のことです。
※推定骨量とは除脂肪量(脂肪以外の組織)との相関関係をもとに推定した値です。
体重 男性 | 69.9kg以下 | 70.0kg以上 | |
推定骨量 | 2.4kg | 2.8kg | |
体重 女性 | 50.0kg以下 | 50.0~60.0kg | 60.0kg以上 |
推定骨量 | 1.9kg | 2.1kg | 2.3kg |
骨量が少なくなると
軟骨摩耗による関節痛、腰痛、猫背、身長が縮む、骨粗鬆症などの症状が現れやすくなります。
骨粗鬆症が重度になると骨折しやすくなります。
・尻もちや咳・くしゃみの衝撃による脊椎圧迫骨折、肋骨骨折など
・転倒などによる大腿骨頸部骨折、前腕骨遠位端骨折など
骨を強くするには
適度な運動・カルシウム、ビタミンDの摂取が必要です。
また日光を浴びるとカルシウムの吸収率を高めるビタミンDは皮膚でつくられ骨を丈夫にします。
骨は強度を保つために、成ホルモンの働きによって常につくり替えられています。
※詳細は当院ブログ2020年10月20日 骨密度・骨粗鬆症を参照ください。
最後に私の体組成を紹介します。
体組成計測定のタイミングは、できるだけ毎回同じ時間に決めて測定した方がよいです。
ベストは起床時か就寝前です。
定期的に同じタイミング(同じ時間)で測定することで体の状態をより正確に数値を表すことが可能になるからです。
私は、2週間に1回を目安にして、曜日を決めて起床時に測定しています。
私自身、体組成の数値を参考にして、1年後には更に良い数値を目標に健康体つくりに日々励んでいきたいと思います。
皆様も健康体つくりの指標として、体組成計を利用し健康管理をしてみてはいががでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。