2025/04/03 (更新日:2025/03/25)
睡眠と認知症
2022年の65歳以上の認知症患者数は?
約443万人・高齢者の約8人に1人の割合です。
軽度認知障害を加えると1000万人を超え高齢者の3~4人に1人の割合となります。
2040年(15年後)には約584万人になると推計されています。
※WHOでは65歳以上を高齢者としています。
慶應義塾大学と米ワシントン大学の研究グル-プによる日本人の過去30年の健康状態の解析結果は、
2021年の日本の死因第1位はアルツハイマー病・認知症
2005年の日本の死因第1位は脳卒中(アルツハイマー病・認知症は第4位)と発表しております。
(日本経済新聞:2025年3月21日)
16年前に比べて認知症の罹患者が増加し続けて死因に大きく関連しています。
原因は多々にわたりますが、今回は睡眠不足が関与していることについてとりあげていきます。
物忘れが多くなると「認知症?」と疑うケースがあるかもしれません。
確かに認知症の前兆であるケースも多いですが、
実はもう1つ考えられる原因が睡眠不足です。
記憶を司るのは脳の海馬という部分です。
新しい記憶は海馬に貯蔵され、整理されてから大脳皮質に定着します。
睡眠時間が短くなると海馬が小さくなることが分かっており、
記憶力や記憶を整理する力が低下してしまいます。
そのために物忘れにつながるのです。
また別のデメリットもあります。
アルツハイマー型認知症の原因物質はアミロイドβです。
アミロイドβは睡眠中に脳から排出されるので、睡眠不足だと脳からの排出量が減ってしまいます。
睡眠不足はより多くのアミロイドβを脳に蓄積させ、認知症発症を早めてしまうリスクにつながります。
さらに常に体に炎症が起きていたり、脳への栄養不足、毒となるものを摂取することによってもアミロイドβを脳に蓄積させます。
睡眠を十分にとることは、健康維持はもちろん認知症予防にも大切になります。
その他認知症を引き寄せる習慣として、
①歯の手入れをあまりしない→歯周病菌が脳に侵入
②浴室や台所がカビだらけ→カビが脳に侵入
最後までお読みいただき、ありがとうございました。