2025/08/07 (更新日:2025/07/01)
咀嚼と健康
現代は柔らかい食べ物が中心になり、咀嚼回数は減少しています。
1食あたりの回数は、
弥生時代の4000回から江戸時代には1500回まで減りました。
戦前までは変化ありませんでしたが、ここ40~50年で一気に減少して約600回です。
食事の際に噛む回数を増やすなど咀嚼回数を増やす工夫が大切になります。
咀嚼は、回数が多いほど多くのメリット・効果があります。
・歯ぐきの血行が良くなることで歯の健康を保ちます。
・唾液が増えることで歯周病や口臭の予防になります。
唾液の分泌量が増え、口の中を洗い流し、虫歯菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
・よく噛むことで満腹中枢が刺激され肥満予防にもつながります。
よく噛むことで満腹感を得やすくなり、摂取カロリーを抑える効果が期待でき、ダイエット効果が期待できます。
・消化吸収の促進
よく噛むことで唾液と食べ物がよく混ざり、消化酵素の働きを助け、消化吸収をスムーズにします。
・味覚、触覚の発達や脳の活性化
食材本来の味を感じやすくなり、味覚や触覚の発達を促します。
脳への血流が増加し、脳細胞が活性化され、記憶力や集中力、思考力などが向上する可能性があります。
・表情筋の運動により
口まわりの筋肉が引き締まるため、余計な脂肪が取れて小顔効果が期待できます。
顔の筋肉をよく使うことで、表情が豊かになり、顔色も良くなる可能性があります。
同時に顎関節が鍛えられ噛む力がつきやすくなります。
一口につき30回が理想的な噛む回数といわれています。
意識的に30回噛む習慣を身につけましょう!
食材によって噛めば噛むほど本来の味が滲み出てきます。
食べ物1つ1つの味を楽しむ意識を持つことで、自然と噛む回数を増やすことができます。
私も食材を味わいながら、だいたい30回噛むことを目指してます。
あと、意識的に食べる前に時計を見て食べ終わる時間をおおよそ決めてから食べるようにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。